主旨询问题
主旨询问题—宁波高考日语
(一)私は東京で生まれ東京で育ったのですが、この20年間大阪に職場を持ち、そこで活動 をしてきました。その中で、ー極集中のマイナスを実感したのですが、もっとも強く 感じたことは、東京という場の特殊性です。大阪には大阪の人々の暮らしがあり、文化があります。けれどもそこで起きていることは、ほとんど東京には伝わりません。大阪に異動になった新聞記者の友大は、独自の活動を発信すると張り切っていましたが、数カ月後には東京へ帰りたいと言い始めました。大事と思うことを書いても、全国版にはほとんど採用されないからです。札幌や名古屋や福岡などでも、恐らく同じ思いをしている大々がいるのでしょう。日本のどこに暮らしていても、東京の情報はテレビなどで知らさ れます。地方にいれば、東京と自分の暮らす地域とを見る複眼が持てます。一方、東京の人は東京しか知りません。または、それがすべてだと思っています。政治、経済、官庁、マスコミなどの中心がすべて東京にありますから、事はどうしても東京の眼で動きます。
1 .この文章を書いた作者はどんな大か。
A.大阪生まれで、今東京で働いている大
B.東京生まれで、今東京で働いている大
C.東京生まれで、今大阪で働いている大
D.大阪生まれで、今大阪で働いている大
2 .筆者は東京のー極集中についてどう考えているか。
A.いいと思っている。
B.よくないと思っている。
C.良くも悪くもないと思っている。
D.どうでもいいと思っている。
3. 文章の内容に合っているものはどれか。
A.東京の大は大阪の暮らしをよく知っている。
B.東京の大は他の地域のことについていつも関心を持っている。
C.大阪の人は東京の情報をテレビで知ることができる。
D.地方で起こった大事な記事なら、必ず全国版には採用される。
(二)
先日、ある経営者とお会いしたときのことです。
冒頭で、「携帯に急ぎの用件が1件入ることになっているので、少しお話を中断させてしまうかもしれません。どうぞご容赦ください」とお断りをいただきました。
結局、商談中に急用の電話は入りませんでしたが、この心配りには感心いたしました。
電話をかけてくる相手には、こちらの状況がわかりません。そのため電話に出られなかったとしても、かけてきた相手が怒ることはまずありませんし、出られなかった場合は 後でかけなおして、お詫びをすればいいことです。
しかし、あなたのためにわざわざ時間を作ってきた人にしてみれば、アポなしの電話に時間を割かれることは非常に不快に感じますし、とても失礼です。
どうしても電話に出る必要があるときは、先の経営者のように事前にひと言断っておけば、相手も納得してくれますし、印象は逆によくなります。
(中略)
また、あなたが電話をかけた際は、必ず話し始める前に「今お話ししてもよろしいでしょうか」と断りを入れるようにしましょう。長い話になりそうなときはその旨もお伝えしてください。
1 .電話をかける時どんなことに気を付けなければならないと筆者は言っているか。
A.話し始める前にお礼をいう。
B.話し始める前に相手の都合を聞くようにする。
C.話が長くなる場合は事前に内容を整理してメールで送る。
D.長い話になりそうなときは電話のかわりにメールを送る。
2 .文章の内容に合っているものはどれか。
A.筆者との商談中に経営者に急用の電話は入ってこなかつた。
B.筆者との商談中に経営者に急用の電話が入ってきた。
C.筆者は商談中のため電話に出られなかった。
D.筆者は電話が長くなるのが嫌いだ。
3 .筆者が最も言いたいことは何か。
A.商談中に電話に出てはいけない。
B.話が長くなる時は一言断らなければならない。
C.事前に断っておけば、電話に出ても良い。
D.仕事相手に対する心配りはとても大切だ。
(三)
科学研究にとって、情報交換は必須である。どんな天才でも、とくに現代の科学では、たった一人で考えているだけでは、あまり実りのあるものは出てこない。いろいろな知識、情報、考え、思いっきを他の科学者と交換することが大事である。それは直接その場で役に立つこともあるし、すぐには役立たなくても、頭のすみに新しい考えの萌芽を生み出すもとになってくれることもある。
歴史的には、つい最近になるまで、情報交換主流は手紙にあった。電話もなく、交通手段もそれほど発達していなかった時代に、人々は、驚くほどこまめに手紙を書いていた。
(中略)
いまは、電子メールの時代だ。カレッジで知り合った人どうしでも、もう少し詳しく話したいなと思ったときには、すぐに電子メールのアドレスの交換である。こうなると、確かに、紙に書いてポストに入れる手紙は書かなくなるだろう。二十世紀の科学技術の中 には、恩恵とばかりはいいがたいものがたくさんあるが、電子メールは確かにすばらしい (インターネットとはいわない)。
しかし、通信・情報の手段がどのように変わろうと、有意義なコミュニケーションの基 本は変わらないだろう。なんらかの形で、互いに実りのある情報交換ができるためには、自分自身がなにを欲しているのかを自分で知っていなければならないし、広い視野の中で自分の仕事を位置づけねばならないし、意味のある情報と意味のない情報を見分けねばならない。
1. 情報交換の描写について正しいのはどれか。
A.情報交換しなくても才能があれば、実りのあるものはたくさん作れる。
B.情報交換は科学研究にとって大事なことである。
C.思いつきを交換してもその場で役に立たなければ意味がない。
D.昔は電話がなかったので情報交換はされていなかった。
2. 筆者は電子メール時代についてどう思っているか。
A.二十世紀の科学技術の中での発明はすばらしいものばかりだ。
B.紙に書いてポストに入れる手紙を書かなくなるのは残念だ。
C.誰でも意味のある情報と意味のない情報を見分けることができる。
D.電子メールは役に立つ発明である。
3. 作者が最も言いたいことはどれか。
A.情報交換の手段が手紙から電子メールに変わった。
B.電子メールのアドレスの交換は便利で良い。
C.通信方法が変わっても、意義あるコミュニケーションの本質は変わらない。
D,通信・情報の手段が変わったから、情報交換の必要性がなくなる。
(四)
あなたにもきっと覚えがあるでしょう。例えば、会議に出ていて「今日の議題は私に直接関係ないし、指名もたぶん来ないし……」と思った途端、人の話を聞いている最中だと いうのにどんどん眠くなります。
「何かに関係している」と思うことを、心理学では「関与」といいます。「関わる」という意味です。何かに好奇心を持って、そのことに自分から巻き込まれていくことは「関与行動」です。
では、知らないことには手を出さず、日頃仲良しの友だちとだけ話して過ごす「関与しない人生」のメリットはなんでしょうか?それは、あまり苦労もせずに「省エネ」で生きていけることでしょう。
こんな生き方の好きな「内向性タイプの性格」が、特に男性に増えています。留学しない、運転もしない、恋人探しもしない。これでは、一般のビジネスシーンでもなかなか成功しません。
では、積極的に「関与する人生」はどんなものでしょうか?すべてこの逆です。何か面 白いことがあれば飛んでいき、直接自分の専門に関係がなくても「教えて、教えて」と目を輝かせて話を聞きます。これが「外向性タイプの性格」であり、こんな人はどんどん人 脈が広がり、友人や知識が増えていきます。
(中略)
何にでも「関係ない」と言っている人は、どんどん人生が小さくなります。あなたはどちらを選ぶでしょうか?「人と関与したい、関わりたい」という熱意と毎日の小さな行動が、その人の人生のサイズを決めていくのです。
1. 「外向性タイプの性格」の人の特徴として正しくないものはどれか。
A.積極的に恋人を探す。
B.面白いことがあれば興味を示す。
C.海外でいろんなことを学ぶ。
D.日頃仲良しの友だちとだけ話して過ごす。
2. 筆者は何にでも「関係ない」と言っている人についてどう思っているか。
A.もっと熱意を持ってほしい。 B.省エネで楽だからいい。
C.羨ましい。 D.好奇心を持っている。
3. 文章の内容に合っているものはどれか。
A.会議の議題が自分に直接関係していても人は眠くなる。
B.内向的な性格はビジネスシーンで成功しやすい。
C.「関与しない人生」を選ぶ人は人生のサイズが大きくなる。
D.「関与する人生」を選ぶ人は人生のサイズが大きくなる。
(五)
名古屋のある料理屋で、料理がいつも非常においしいと評判になっている店がある。ここで女将に聞いた話は、統計を有効に活用している例として非常に興味深かった。
お客様が見えて、食事が終わって帰ると、当然のように食器その他の後かたづけをしな ければならない。そうすると、料理の食べ残しがある。そこでこの女将は、どのお客様が何をきれいに食べ、何を食べ残したかを、データとして全て書き残しておいたというのである。そしてそのお客様が次に来るときには、前回食べ残したような料理は出さない。きれいに召し上がったものだけを出す。もちろん毎回同じ料理を出すわけではないので、季節によってさまざまな料理を出すわけだが、その中でこのように統計をとり、食べ残したものは出さないということを繰り返していったというのである。
すると、お客様のあいだでも、「あそこの料理はおいしい」という評判が立つ。実際にはそれはおいしいのではなく、自分がおいしいと思うものだけが出されていたのである。しかし、評判が評判を呼び、非常に当たった。これこそ私の言っている統計の活用である。
1. 文章の内容と合っているものはどれか。
A.女将は客が食べ残したものを記録し、そのデータを客に渡した。
B.前の客が完食したものを記録し、それを他の客にも出した。
C.客が食べ残したものを記録し、その客が次に来た時に出さないようにした。
D.客が完食したものを記録し、その客が次に来た時に毎回その料理を出すようにした。
2. 文章の内容に合っているものはどれか。
A.女将がお客さんの食べ残しをデータにすることはよくない。
B.女将が統計を有効に活用し、店がとても評判がたった。
C.女将が客のおいしいと思うものだけを出すことが不評だった。
D.客が出されたものを全部食べきった。
3. 料理屋が好評になった原因について正しいのはどれか。
A.料理屋で統計学の勉強ができるから
B.女将が客にいいコメントを書かせるから
C.客が自分の好きなものだけ食べられるから
D.女将がとても人気であるから